先日、東京ビッグサイトで3日間開催されたクリエイターEXPOに出展しました!初出展でずっと緊張してましたがなんとかやり切ることができました!
3日間とも快晴という奇跡。クリエポが終わった次の日は豪雨&雷だった。ギリギリすぎる。神に感謝すぎる。
たくさんの方々とお会いすることが出来てとても充実した3日間になりました。
出展前までに準備したものやこうすればよかった・・・という反省点、搬入の際の注意点などを載せていきます。今後出展を予定している方々に少しでもお役に立てると嬉しいです。
Contents
クリエイターEXPOとは
クリエイターEXPOとは、実際に制作をするクリエイター本人が企業の方々と直接商談する展示会イベント。漫画だけでなくイラストや映像、音楽や書道など複数のジャンルに分かれています。クリエイターに直接依頼をしたい企業の方々と自分自身を売りたいクリエイターの出会いの場みたいなものです。
大体の来場者の方々が希望する創作物を作ってくれる人を探すことが目的のため、ブースに立ち寄って下さる方は冷やかしなどではなく、真剣に商談をしに来てくださいます。
今年の出展料は3日間で約20万!なかなかラグジュアリーですが、それほど出展するクリエイターも真剣な方ばかりです。私はおそらく商談中、目が血走ってました。怖がらせてしまい申し訳ない。
出展前に準備したもの
クリエイターEXPOだけでなく、全てのイベント出展で重要なことは準備!!!
今回が初めてのクリエポ出展だったので、何を準備したらいいか初めはさっぱりわかりませんでした。なので色々な方の出展レポなどを参考にさせて頂き準備に励みました。
ブースはこのようなレイアウトになっています
(公式HPから引用)
これをみた時(意外と狭いな・・・)というのが最初の印象でしたが、実際行ってみると思ったより広々としてました。出展者用のコインロッカーも用意されてたけど、私はブースの後ろに全て荷物を置いてました。
絶対に用意するものは
①タペストリー
②チラシ・パンフレット
③名刺
です。順に説明していきます。
タペストリー(ポスター)
自分が立つ後ろに飾る一番重要と言っても過言ではない装飾。通りかかった人がどんなブースなのか一目で分かるようレイアウトを意識しました。それがこちら
一目で分かるのか?
一抹の不安が頭をよぎる。なぜ並列で走っているのか。飯を持ちながら走るな。
ポスターだと光が反射するため、割高ではあるけどタペストリーがおすすめとのことで、私はのぼり屋ドットコムで注文しました。生地もしっかりしてるし発色も綺麗でおすすめ。届いたあと開けてみたら想像以上にデカくて笑った。
【タペストリー(ターポリン)】
作成サイズ:幅:1500mm 高:1800mm
糸色: 白色
縫製加工:左右ロープ縫込み縫製
生地: 防炎加工
送料込み14,190円(税込)
これ会場に発送すると(特殊な形だからか?)値段が高いみたいなので行きは自分で持っていきました。タペストリーは再入稿やらで発送まで時間がかかる場合もあるので、会期1ヶ月前には届くようにしておくと安心です。
パネル
ブースの前に実績や「ご自由にお取りください」などのパネルがあると分かりやすくアピールできます。
私はインスタグラム5万人を堂々とドヤりました。フォロワーさん達のおかげさまでドヤでました。クリエポは恥ずかしがらずにドヤれるものはドヤった方がいいです。ドヤったモン勝ちの血沸き肉踊る世界
業者に頼むか迷いましたが費用を抑えるべくコンビニで印刷し、カットボードに貼り付けました。それだけでも十分だけど、ちゃんとしたパネルを作っていた出展者さんのブースをみると、やっぱり綺麗なパネルは映えるな〜と思いました。
パンフレット
これが1番時間かかった!!!!制作に1週間くらいかかった!!私はプリントパックで作成しました。
商品カテゴリ:カタログ・パンフレット・冊子
納期 :7営業日
ページ数 :12
印刷方法 :オフセット
サイズ :A4
色数 :両面4色
紙の種類 :コート90
加工 :中綴じ製本
綴じ方向 :左綴じ
オプション加工 :無し
印刷部数 :1,000 部
合計25,150円(税込)
強気に1000部頼みました。後で詳しく書きますが1000部もいらんかった。トホホ
結構紙が薄く、段ボールの角でよれてしまったものもあったので、厚みのある紙でもよかったな・・・しかしそれだと、他の出展者さん曰く1000部だと5箱分届いたそう!私は2箱分でした。これはこれでスペースはとらないのでいいですね
名刺
クリエポ用に新たに頼みました。300部刷ったけどこれも正直こんなにいらなかった。まぁ足りんよりは余る方がいい精神でやっとります。他でも使えるしね。
名刺作るの最後の最後まで忘れてて、初日の前々日に注文し、前日搬入の時に受け取りました。ギリギリすぎる。国際展示場駅から歩いてすぐの場所のACCEA(アクセア)です。ビッグサイトも近いしめっちゃ便利な場所にある。
【名刺印刷】
サイズ : 91mm×55mm(一般サイズ)
印刷色 : 片面カラー
用紙の種類 : マシュマロCoC
部数 : 300部
2970円(税込)
折りたたみカタログスタンド
これもあると便利です。木製の棚とかも安くていいなと思ったけど、これは「展示会感」が合ってよい。私のような形から入るタイプの方におすすめです。折りたたみが出来て設置も楽でした。
前日搬入の様子
クリエイターEXPOでは前日に搬入ができます。当日の朝に来て準備している出展者さんもいたけど、私は初出展&超心配性なので前日搬入しました。
150cmくらいあるタペストリー、邪魔すぎるし地味に恥ずかしい。如意棒かよ。電車ガラガラで助かった。
今回はお姉ちゃんに搬入作業を手伝ってもらうことに。ありがとう姉。如意棒を持ちながらビッグサイトへ向かう妹
会場は西棟4階でした。
会場の前へ到着!ドキドキしながら中へ入る。
自分のブース前へ行ってみると発送した荷物が届いてた!!ありがとうヤマトさん。
壁にS字フックをかけタペストリーを紐で吊す。私がチビすぎたのでほぼお姉ちゃんにやってもらいました。ありがとう姉。 S字フックを忘れると詰むのでお気をつけください。
レイアウトを考えつつ設営。30分程で終了。ビッグサイトまで家から往復3時間かかるので、搬入は当日の朝でも良かったなーなんて思ってないです別に。ええ。
客寄せカルパスも鎮座。普段漫画を描いていることが一目で分かるよう、以前お仕事させて頂いた雑誌の見開き漫画をテーブルの真ん中に置き、アピールしました。(KADOKAWAさんの得グルメウォーカー)
そんなこんなでさっさと帰宅。
爆裂緊張してたので中々寝つけずに当日の朝を迎えました。
イベント開催中の様子
当日。梅雨明けですか?というくらいの快晴。
お客さんの開場は10時からなので、9時30分頃駅に着きました。駅を降りる既にとたくさんの人が!!サラリーマン風の大人が多く、会場は同じビッグサイトと言えどデザフェスやらの雰囲気とまるで違うのでビビりながら歩いてた。
クリエイターEXPOはコンテンツ東京という構成展の一つなので、クリエイターEXPO以外の展示会も同時に開催されていました。
10時から開始。
開始直後から30分間ほどは空いていましたが11時を過ぎたあたりからたくさんの来場者さんが!初日だけでも20〜30人くらいの企業さんとお話しできました。クリエポ、すごい・・・!お立ち寄り頂いた方に、よく聞かれたことをまとめます。
よく聞かれたこと
「価格はどれくらいですか?」
ダントツで多かった質問がこれです。
確かに一番気になるところですよね・・・!!!!コマ数やどういった内容なのか、シナリオ作成も含まれるのか、私のインスタアカウントに載せるPR漫画なのか・・・など、かなり価格が異なるので一言では難しかったです。ですがざっくりとしていても価格表があると親切だと思います。
「どんな漫画を描かれているんですか?」
タペストリーに「旅行」「グルメ」「学習」などと一応記載したのですが、これだと抽象的すぎて分かりづらいので、口頭で「お店へ取材に行き、レポ漫画を雑誌やWEBに掲載して頂いてます」とか「〇〇というサイトで主に解説漫画を描いています」などと説明していました。
ポートフォリオはあればあるほど参考になるので色々とファイリングして用意しておくと便利です。
「〇〇みたいな漫画ってお願いできますか?」
やったことがない依頼に関しては「実績が無く申し訳ないのですが、このような絵柄でよろしければぜひやらせていただきたいです。」などとお答えしていました。ただやっぱり実績はあった方が強いです。
「納期はどれくらいになりますか?」
この質問が一番難しかったのですが、かなり多い問い合わせでした。スピードが早いことをアピールしたいと思っても、他の仕事の納期とのバランスで、結果遅くなってしまうと悪いイメージにつながってしまうので注意です!
意外だったこと・気づいたこと
実際に出展してみないと分からない、意外だったことや気づいたこともいくつかありました。
会場内がちゃんと冷房効いてる
ビッグサイトと言えばコミケ、コミケと言えば夏は会場内が熱気で蒸し暑すぎて地獄、というイメージが強かったので会場の暑さにビビリまくってました。3日間とも快晴で外で熱中症警報出てたし・・・でも会場内は「人によっては寒いと感じるかも?」というくらい冷房が効いててありがたかったです。
パンフレット余りまくった
パンフレット余りまくった!!!!余りまくりました!!!1000部もいらんかった・・・・・・・500部あれば十分・・・・ずーーっと立って配っていたら1000部渡せたかもしれない。そもそも私がいたブースの前の通路が広く、パンフレットを渡そうとすると避けられてしまうことが多かったです。そりゃ興味なかったら受け取りたくないですわな!!!ブースの位置によってパンフレットの渡しやすさは違うのかも。
でも心配性で常にたくさんあった方が安心する人間なのでまぁ良かったです。
他の出展者さんに聞くと大体の人が700〜800部刷っていました。私のように足りなかったらどうしよう症候群の方は多めに作っておいても良いかもしれません。
ふらっと立ち寄ってくださる方が多い
「パンフレットもらってもいいですか〜?」や「かわいいイラストですね!」など気軽にお声がけ頂くことも多く、直接の商談には繋がらなくても声をかけてもらえるだけですごく嬉しかったです。モチベが上がります。
タペストリーが重要すぎる
後ろの装飾がかなり重要です。後ろをみてどんなブースかを判断し、立ち寄ってくれるケースがとても多く、タペストリーのデザインが一番重要だと思いました。実際私も会場内を歩いた時、一番目についたのは後ろの装飾でした。どんな創作物を作っているのか、どんなことが出来るのかを、なるべくゴチャゴチャせず分かりやすくアピールすることが大切です。
結構暇な時間が多い
これは人によると思いますが、常に誰かと話しているわけではなく暇な時間も結構ありました。特に開始直後とお昼時。お昼12時頃は人通りが少なくなるので出展者もお昼ご飯を食べに行く人が多かったです。隣の隣のブースのたぬ川にくQさんにめっちゃ話しかけてしまった。
会場内にはキッチンカーが何台かあり、そこでお昼ご飯が食べられます。お昼時は人の通りが少なくなる為、この時間にサクッと食べに行くのがおすすめです。角煮うどん、美味すぎて3日連続で食べた
片付けも早く終わりました!!タペストリーや上のパネルを隣のブースのシライカズアキさんに外してもろた。ありがたい。180cm超えの高身長(羨ましい)
荷物は会場にいる業者さんに頼んで発送することができます。台車は早めに借りに行かないとすぐ無くなってしまうので注意です!
出展してみての感想
出展費や交通費、パンフレットや名刺などの準備を合わせるとトータル30万円はかかりました。私史上一番ラグジュアリーなイベント出展でありました。
最初は「30万て。海外旅行行けるやんけ」とか「ギリ中古車買えるやん」と考えてしまい
かかった労力と時間と費用に見合う成果が見込めるのだろうか・・・失敗したらどうしよう・・・と直前まで不安すぎて弱気になっていたけど、結果的に出展してみて本当に良かったです!
企業の方々と出会えたのはもちろんのこと、他の出展者の方とも仲良くなれました。フォローしてます!という方にもたくさん会えたのもとても嬉しかったです。3日間とも快晴だったしすごくいい経験と思い出になった。あと営業力が鍛えられるので営業力3日間集中夏期講習!みたいな気分にもなった。
クリエイターEXPOはある程度仕事実績がある方におすすめです。大体の企業さんが過去の実績求めている印象がありました。本当に駆け出しの方にはおすすめできないかもしれません。出展料お高いですし。私も3年前に一度クリエポ出展を考えたけど、あの時出てたら悲惨だったろうな。
来年出展するかはまだ考え中・・・!広島住んでると思うし・・・お仕事で忙殺されてるかもしれんし(願望)30代は何が起こるか分からんので先すぎる予定入れるの怖いですわ。
出展が決まったらまた告知します!
最後までお読み頂きありがとうございました!!!!